付け襟(メンズ)の製作


メンズ付け襟

作りかけや未完成。あるいは襟のサンプルのように見えてしまうかもしれませんが、付け襟といってニットなどの下にシャツを着ているようにみせる為の製品です。これは2016年にお客様からご依頼を頂き製作したもの。ユニオンジャックの配色を意識したストライプの生地は国内で探しました。

当時インディーレーベルに所属していたミュージシャンで、夜はカフェの運営を行っていらっしゃる方で、カフェ運営の時に邪魔になりがちな袖を外し付け襟として製作しました。上からニットを着るというご要望があり、襟の大きさや長さを慎重に決めたのを覚えています。「仕事をする時」という部分にスポットをあてたオーダーでした。

沢山の種類の職業があって、沢山の種類の業種にあった作業用の衣料も沢山販売されています。現代の製品はよく研究され、素材が選ばれ、実用性もありファッション性もあり、そして安価なものが種類多く販売されているので、この分野に僕らの出るまくはあまりないのですが、このような用途であれば考える事ができます。

すでに破綻を迎えているジーンズショップという形態、これは昔の風習が強く残る業態であって次のユニクロにはなれないと僕は思っています。次の世代のユニクロが登場するならば、しまむらのような業態の進化系ではなく、ワークマンなどの作業着チェーンが次世代の要望に答えた時に新しいユニクロのような形態が生まれてくるのだと思います。

カーハートやディッキーズ、レッドキャップなどはどれもアメリカの作業着です。忘れもしないのは、LAにX-LARGE STOREがオープンしたばかりの頃、そこを訪れるとX-LARGEとプリントされたティーシャツの隣にはカーハートのジャケットが売られていました。僕と同じ世代の方はドクターマーチンの代わりに安全靴を探した思い出もあるのではないでしょうか。ジーンズはデニムと呼ばれるようになりましたが元々作業着なのは皆さんもご存知でしょう。

それだけ、ワーカー達が仕事着として着てきたものの中にファッションを見出す人達が多かった事は事実です。繊細な素材を使ったファッションもあれば、こういったリアルな場所からのファッションもあります。どちらを選ぶかは、まさに生き方の問題です。僕は後者の方を好んでいます。ご依頼のスーツを製作するにしても、目に見えない所でその部分の感覚が必ず働いています。

様々な仕事の中で、特にカフェや飲食店、美容室などでこんな用途のものは作れないかというご要望があればご相談ください。「できる事」「できない事」の両方の側面を持っていますけれども、ここをこうしたらできるかもしれないという可能性は探らせて頂きます。

 

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